様式第2号(総務課)
所長挨拶
今年も、誰にも頼まれていない研究を続けてまいります。
当研究所は、遊んで楽しいゲームを作ることを目的としておりません。「なぜ人は、面白くないゲームを最後まで遊んでしまうのか」——この問いに答えることこそ、本研究所に課せられた使命であります。
したがって当研究所の成果物は、企画・設計・検証のすべての工程において、意図された理不尽が精密に配置されております。動作は快適に、読み込みは高速に、操作は正確に。そのうえで、理不尽であります。
沿革
| 昭和58年(1983) | 「クソゲーという文化資産の研究・保存・発展」を目的に設立(という体)。予算の出所は現在も調査中。 |
|---|---|
| 昭和〜令和 | 40年以上にわたり研究成果を発表し続けるが、面白いゲームは一度も発表していない(設立目的に照らして正常)。 |
| 2026年 | 「全国民がスマートフォンで被験可能な実験環境」構築のため、Web実験部門を発足。当サイトを開設。 |
組織
| 理不尽設計研究部門 | 理不尽の基礎研究および応用設計。当研究所の中核。研究計画書(=企画書)を起案する。 |
|---|---|
| 品質保証室 | 全成果物の動作検証。不具合ゼロを40年間維持。「検証済」印の発行元。 |
| 倫理審査委員会 | 「この成果物は理不尽すぎないか」を毎回審査する。設立以来の承認率は100%。 |
| 成果公開室 | 広報。実況者・報道対応の窓口。事務連絡様式の発出元。 |
研究理念
本研究所の成果物に不具合は存在しない。存在するのは、意図された理不尽のみである。
用語の定義
| 研究成果物 | 一般に「ゲーム」と呼ばれるもの。型番 KSG-◯◯◯ で管理する。 |
|---|---|
| 被験者 | 一般に「プレイヤー」と呼ばれるもの。 |
| 実験参加 | 一般に「プレイ」と呼ばれる行為。 |
| 学会報告 | 一般に「SNSでのシェア」と呼ばれる行為。 |
| 実験報告書 | 一般に「遊び方・リリースノート」と呼ばれる文書。 |